PoC / Evaluation

小さく試して
本番を判断する

PoCは「AIが動くかを見るデモ」ではありません。実際の業務で使ったときに、時間が減るか、迷いが減るか、品質を保てるかを確かめるための試験です。

Microsoft公式の評価機能では、実際の利用場面を想定したテストケースを作り、同じテストを繰り返して改善前後を比較する考え方が採用されています。PoCでも同じように、利用者の質問や業務場面を先に用意し、変更するたびに結果を比べると判断しやすくなります。

Five steps

PoCを進める
5つのステップ

技術検証だけではなく、業務として成立するかを見るための流れです。

対象業務を1つ選ぶ

回数が多い、時間がかかる、担当者によってばらつくなど、改善前後を比べやすい業務を選びます。

今の仕事を分けて見る

情報を探す、判断する、文章を書く、確認を取るなど、どこに時間がかかっているかを整理します。

AIに任せる部分を決める

全部を任せるのではなく、候補を出すだけ、人が最後に確認するなど、責任範囲を明確にします。

実際の利用者に試してもらう

作成者ではなく、普段その仕事をしている人に使ってもらい、迷った場所や修正した箇所を集めます。

本番に進むか判断する

効果だけでなく、運用担当、費用、安全面、障害時の代替方法まで含めて継続可否を判断します。

Measure

何を測れば
よいのか

「回答がそれっぽい」では本番導入の判断材料になりません。業務側の変化を数字と利用者の声で確認します。

TIME

時間

1件あたりの作業時間、探す時間、確認待ちの時間がどれだけ減ったかを見ます。

QUALITY

品質

修正回数、やり直し、誤案内、見落としが増えていないかを確認します。

USABILITY

使いやすさ

利用者が迷わず使えるか、追加説明が必要か、継続して使いたいと思えるかを確認します。

PoCでよくある失敗

きれいな質問だけで試す:実際の利用者は短い言葉、曖昧な言い方、情報不足のまま質問します。想定外の入力も含めて試す必要があります。

正答率だけを見る:回答が合っていても、確認作業が増えて時間が伸びるなら業務改善とは言えません。

利用者を最後に呼ぶ:完成後に初めて現場へ見せると、業務の前提が違って作り直しになりやすくなります。

本番運用を考えない:誰が資料を更新するか、AIが止まったときどうするかまで確認しておくと、PoC後の判断がスムーズです。

PoCの目的は「AIを成功させること」ではなく、「本番に進む価値があるかを判断できる材料を集めること」。

繰り返し評価する

Microsoft公式の評価機能でも、同じテストを複数回実行し、変更前後を比較できるようになっています。PoCでも、質問や業務ケースを固定しておき、改善のたびに同じ条件で試すと「良くなったのか、別の場所が悪くなったのか」を判断しやすくなります。

参考にした公式情報

「作る」より先に
検証方法を決める

対象業務の整理、評価項目の設計、試作、利用者テスト、効果確認まで対応します。

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